ジョブ型雇用とは?今知らないと手遅れに⁉あなたがとるべき行動【日本の雇用が変わる】

転職

ジョブ型雇用って何?どう変わるの?どうすればいいの?

「ジョブ型雇用」という言葉が世に広まっている中、そう思っている方多いと思います。こちらの記事では

  • 「ジョブ型雇用」と「メンバーシップ型」の違い
  • ジョブ型雇用のメリットデメリット
  • 日本の雇用形態の変化について
  • あなたがとるべき行動

について解説していきますのでご覧ください。

【まとめ】ジョブ型雇用とは?今、知らないと損するあなたがとるべき行動

  • ジョブ型雇用では会社との関係が「親子みたいな関係」→「対等な契約関係へ」に変化する
  • ジョブ型導入は時間の問題と考えて対策をとろう
  • 自分の強みを知り、いつでも転職可能な状態にしておこう

ジョブ型とメンバーシップ型との雇用の違い

メンバーシップ型

日本で長年続いているの主な雇用のカタチが「メンバーシップ型」と呼ばれているものです。

  • 総合職で新卒一括採用
  • 終身雇用
  • 年功序列
  • 転勤・異動アリ
  • ゼネラリストを長期的に育成
  • ジョブローテーション

皆さんなじみがある雇用形態なので、イメージしやすいかと思います。従業員と会社の思いとしては下記のようなイメージですね。

  • 従業員:この会社のメンバーとして一生懸命がんばります!解雇だけは勘弁して下さい!
  • 会社:ずっと面倒見るから、言われた場所で言われた内容の仕事してね(ニッコリ)

ジョブ型雇用

一方、下記の内容が明確に定義される雇用のカタチが「ジョブ型」と呼ばれるものです

  • 仕事内容
  • 責任範囲
  • 必要スキル
  • 労働条件
  • 期待目標
  • 上司・部下

アメリカを中心に海外ではジョブ型雇用が主流になります。

  • 従業員:約束通りの仕事をします!
  • 会社:約束通りの待遇と報酬を提供します!

ジョブ型雇用のメリット・デメリット

メリット

企業のメリット

  • 専門的なスキル、知識を持ったスペシャリストを採用できる
  • 必要な人材を必要なタイミングの間だけ雇用が出来る
  • 育成コスト、育成環境の準備の必要性が減る

働く側のメリット

  • 専門的なスキル/知識を活かした業務ができる
  • 自分の専門分野をより深められる
  • ゴールが明確になっている
  • 報酬が成果で決まる
  • 異動や転勤などがない
  • 忠誠よりもスキルで評価
  • 与えられた仕事さえこなせばよい

メリットとしてはお互い「専門性」や「スキル」を重視している点で合致しているところでしょう。

デメリット

企業側のデメリット

  • 契約外の業務を依頼できない/しにくい
  • 仕事が属人化しやすい
  • ゼネラリストを育てにくい
  • 従業員が離職しやすい
  • 同じメンバー、チームで働いた経験を生かせない

働く側のデメリット

  • 新卒者、スキルがない人は雇用されにくい
  • 個人の事情に(家族構成等)関係のない給与
  • 事実上の非正規化
  • 社内異動は困難
  • 仕事がなくなった時に契約終了となる可能性が高い

デメリットとしては「同じ職場で長く働きたい/働いてもらいたい」と言った考え方にとっては働きにくい環境と言う事でしょう。

日本の雇用形態の変化について

なぜ今、ジョブ型雇用が注目されているのでしょうか。そして日本の雇用形態はどう影響されるのでしょうか。

ジョブ型雇用が注目される理由・背景

同一労働同一賃金

「同一労働同一賃金」とは、「同じ仕事をしていれば、同じ賃金を支払うべき」という賃金の決め方のルールです。 大企業では2020年4月から、中小企業でも2021年4月から適用となっています。非正規労働者(アルバイト、契約社員等)問題で話題になりますが、従来での勤務年数によって賃金が変わる考え方にも影響があると言えます。

リモートワーク化

コロナ禍で企業がリモートワーク化が進められたことにより、仕事の仕方が変わってきたのも影響が大きいでしょう。今まで必要だと思っていた人が必要でなくなったり、より必要な人材も明確化してきました。

大企業のジョブ型雇用の導入

日立製作所、資生堂、富士通、KDDI、様々な大手会社がジョブ型雇用を始めています。特に日立は、2021年3月までにほぼ全社員の職務経歴書を作成し、2024年度中には完全なジョブ型への移行を目指しています。

進むダイバーシティ化

ダイバーシティとは様々な人種多様な人材を登用し活用することです。少子高齢化や労働力減少への対策、組織の生産性や競争力を高める経営戦略として認知されています。

日本の雇用形態にどう影響するか

上記の注目されている背景を考えると、ジョブ型導入は時間の問題と考えて対策をとるべきだと言えます。会社との関係は「終身雇用で最後まで面倒見てくれる親子みたいな関係」から「対等な契約関係」へと変化していくでしょう。

あなたがとるべき行動

日本の雇用がジョブ型雇用に変化していく上で、私たちがとるべき行動、対策はなんでしょうか。

自分の強みを知り、いつでも転職可能な状態にしておこう

「あなたは今、すぐにでも転職可能ですか?」

会社は私たちを最後まで面倒見てくれる保証はありません。身を守るためには、「自分の強みを知り、いつでも転職可能な状態にしておく事」が重要です。

「自分の強み」とはスキルや実績だけではありません。下記リンクで「本当の自分の強みの見つけ方」について詳しく解説しています。

そしてもう一つの「いつでも転職可能な状態にしておく」そのために必要なのは、3つのポイントを知ることが大事です。

  1. 現在の転職市場の状況を把握する
  2. 自分の市場価値を知る
  3. 自分の市場価値をあげるために「するべきこと」を知る

上記を知るためには転職エージェントとの面談が一番の近道です。

【まとめ】ジョブ型雇用とは?あなたがとるべき行動

ジョブ型雇用では会社との関係が「親子みたいな関係」→「対等な契約関係へ」に変化する

「新卒一括採用で入社し、定年退職まで終身雇用」と言う親子みたいな関係の時代ではなくなりました。お互い「専門性」や「スキル」 を重視した対等な契約関係へと変化しています。

ジョブ型導入は時間の問題と考えて対策をとるべき

大手企業のジョブ型導入、同一労働同一賃金問題、リモートワーク、 ダイバーシティ化など様々な要因で日本全体のジョブ型雇用の流れは時間の問題でしょう。今から考えて対策をとるべきです。

自分の強みを知り、いつでも転職可能な状態にしておこう

身を守るためにも自分の強みを知り、いつでも転職可能な状態にしておきましょう。

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